アウグスティヌス - 告白録と神の国で西洋思想を形成した教父
アウグスティヌスの生涯、告白録、神の国、時間論、自由意志論、恩寵論を体系的に解説。西洋キリスト教思想の基礎を築いた最大の教父哲学者。
中世哲学は、およそ2世紀から15世紀にかけて展開された、キリスト教信仰と古代ギリシャ哲学の融合を特徴とする哲学的伝統である。初期の教父哲学においては、アウグスティヌスがプラトン主義的な枠組みを用いてキリスト教の教義を哲学的に基礎づけた。神の存在証明、自由意志と恩寵の問題、時間と永遠の関係など、アウグスティヌスが提起した問題は中世を通じて繰り返し議論された。
11世紀以降のスコラ哲学は、アリストテレス哲学の再発見を契機として大きく発展した。アンセルムスの神の存在論的証明、アベラールの普遍論争への貢献、そしてトマス・アクィナスによるアリストテレス哲学とキリスト教神学の壮大な総合は、中世哲学の頂点をなす。トマスの『神学大全』は、信仰と理性の調和を体系的に論証した中世最大の知的業績である。後期スコラ哲学では、ドゥンス・スコトゥスやオッカムのウィリアムが独自の形而上学・認識論を展開し、やがて近世哲学への道を拓いた。
アウグスティヌスの生涯、告白録、神の国、時間論、自由意志論、恩寵論を体系的に解説。西洋キリスト教思想の基礎を築いた最大の教父哲学者。
トマス・アクィナスの神学大全、神の存在証明(五つの道)、自然法論を体系的に解説。アリストテレス哲学とキリスト教神学を統合した中世最大の哲学者。
ボエティウスの生涯、『哲学の慰め』、普遍論争への影響、アリストテレス翻訳事業を解説。古代哲学と中世スコラ哲学を繋ぐ最重要の思想家。
アンセルムスの存在論的証明、信仰と理性の関係、満足説を体系的に解説。スコラ哲学の父と呼ばれる中世哲学の重要人物。
ピエール・アベラールの唯名論的立場、意図の倫理学、弁証法的方法、エロイーズとの書簡を解説。中世スコラ哲学の発展に貢献した独創的思想家。
ドゥンス・スコトゥスの個体化の原理(このもの性)、存在の一義性、意志の優位性を解説。精妙博士と称された中世後期スコラ哲学の巨人。
オッカムのウィリアムの剃刀の原理、唯名論、認識論、政治思想を体系的に解説。中世スコラ哲学から近代哲学への転換点に立つ重要な哲学者。
普遍論争の歴史と主要立場(実在論・唯名論・概念論)を体系的に解説。ボエティウスから オッカムまで中世哲学を貫く形而上学の根本問題。
スコラ哲学の方法論、信仰と理性の関係、大学制度との結びつきを体系的に解説。中世ヨーロッパの知的文化を形成した哲学的伝統の全体像。
イスラーム哲学の展開、アヴィセンナの存在論、アヴェロエスのアリストテレス註釈、ラテン世界への影響を体系的に解説。中世哲学の重要な源流。
マイモニデスの生涯、『迷える者への導き』、否定神学、神の存在証明、ユダヤ法の体系化を解説。中世ユダヤ哲学最大の思想家の全体像。